気象庁は、今後数ヶ月の予報としてこのように述べた。セーシェル気象局の上級技師であるマルセル・ベルモントは、今後数ヶ月の降雨量は通常より少ない可能性があると述べた。
特にここ数ヶ月は天候不順が続いているため、すぐに節水を始めることをお勧めする。9月は今年2番目に乾燥した月だった。近い将来の危機を避けるために、私たちは今、そして可能な限り行動すべきである。
ベルモント氏によると、今後数ヶ月の天候は、14.7ミリの降雨しかなかった9月と同じような状況になる可能性があるという。同氏によれば、2017年10月から12月にかけての降水量は平年並みから平年以下となる可能性は50%から60%程度である。
ベルモント氏は、エルニーニョ・南方振動(ENSO)として知られる気候現象には3つの状態があると説明した。エルニーニョとラニーニャという相反する2つの相と、その中間にある「中立」相である。現在、エルニーニョは徐々に中立期を離れ、雨が少なくなるラニーニャ期に移行している。ラニーニャ現象とは、中部太平洋の海面水温が地球の気候に大きな影響を与える現象である。中部太平洋の海面水温が高くなると、それに伴ってインド洋の一部も暖かくなる。これが、当分の間、降水量が平年より少なくなっている理由のひとつかもしれない。
節水については、国民は水を節約し、浪費を避けるべきだと述べた。「今後数週間、あるいは数カ月は不安定な天候が続くため、水を適切に使用し、節約することが望ましい。水の無駄遣いを避け、可能であれば節水を心がけましょう。早急に行動を起こすべきです」。